フクフク丸のあずましいblog
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2008/12/07 Sun  00:20:14» E d i t
 BAD ENDを超える後味の悪さをなんと表現したものだろう。

 K-1グランプリ 2008決勝 を見ていた。

 今年の決勝は、強くてつまらない絶対王者セーム・シュルトが出てこないだけでも興味がそそられる大会だった。(参照:「火の玉アーツとゴールデン・ボーイ」)

 大会前、興味の全てはバダ・ハリがいかにK-1の新時代を切り開くかというただ一点。
 そこに細かく対抗馬の話題をぶつける展開。


準々決勝第1試合:ピーター・アーツvs.バダ・ハリ

  

 バダのスピードがアーツを圧倒する。アーツは最後まで前に出続けて、暴君としての威厳を保ったまま時代のうねりに飲み込まれて行った。アーツに哀愁すら感じさせたバダの圧勝。 


準々決勝第2試合:エロール・ジマーマンvs.エヴェルトン・テイシェイラ



 K-1サイドが本当にバダとぶつけたかったのは、極真世界王者のテイシェイラ。それはもう、テレビの解説からしても煽り画像を見ても明らか。しかし、勝ったのは「エロ自慢」ジマーマン。豪快なぶん回しフックと、回転蹴り系は新時代のレイ・セフォーか。 

準々決勝第3試合:グーカン・サキvs.ルスラン・カラエフ



 どうでしたか?サキちゃんの下っ腹。気になったでしょ? パンツが落ちそうで。
 こんなドキドキは、PRIDE初期に活躍した「北の最終兵器」イゴール・ボブチャンチン以来ですね。
 相変わらずルスランはアゴが弱いです。「ボクシング特訓でキックを忘れてますね」と言われていたその通りで。一撃の威力がサキちゃんの方が圧倒してたわけで。 

準々決勝第4試合:レミー・ボンヤスキーvs.ジェロム・レ・バンナ



 バンナって絵になる選手だから、K-1サイドもプッシュしたくなるのは分かる。
 けれど、やはり衰えは隠せない。
 ボンヤスキーはやたら調子良いし、そういう時のボンヤスキーのキックの破壊力を見てると背筋が凍る。バンナの腕が折れても不思議ではない。



 

リザーブマッチ: メルビン・マヌーフvsスロウェンスキー



 マヌーフのパンチはもう・・・タイソンと戦って欲しい。
 スロウェンスキーは生きて帰れただけでも儲けモンだったと思うしかないと思う。
 それだけマヌーフは強い。





 

準決勝第一試合: バダ・ハリvsエロール・ジマーマン



 ジマーマン、大奮闘!!今大会の大穴。その名前から日本でついた呼び名が「エロ自慢」。ファイトスタイルはトリッキー、されど破壊力抜群!スピードもあるし、リーチも長い!!
 2R、先にダウンを奪ったのはジマーマン!バダがスウェーでかわそうとした所にストレート一閃!
 しかし、バダによるその後の大逆転劇が観客の大興奮を誘う!
 2Rの終盤にダウンを奪い返し、3Rにはスタミナ切れで手が出なくなったジマーマンを慎重にジャブで止めて、一か八かの大降り左フックに来た所をカウンターの右ストレート!勝負あり!
 今大会のベストバウトだろう。互いの持ち味が互いを活かし合っていた。

 

準決勝第二試合: グーカン・サキvsレミー・ボンヤスキー



 体格差があり過ぎたかな。サキちゃんの打撃が届かない。
 ボンヤスキーの良いところが全部出て、最後のダッシュ+ジャンプ+ミドルキックは・・・サキちゃん、きっとアバラ逝っただろうなぁ・・・脇の下から背中にかけての部分があの捻転された状態であのパイパワーキックだったらさもありなんという。痛い結果。




 さて、BAD ENDを超える後味の悪さをなんと表現した物か考えたが、SAD ENDとでも言うのだろうか。

 決勝でそれは起こった。
 レミー・ボンヤスキーの冷静で鉄壁のガードを、最初はバダ・ハリがどう崩して時代の扉をこじ開けるかに注目されたが、レミーが先にダウンを奪うと、カウント9で立ち上がったバダが激昂してレミーの蹴り足をつかんで倒し、倒れたレミーに殴りかかる踏みつける暴挙。

 試合は5分間の中断。バダにイエローカード。
 レミーは踏みつけられたダメージが回復せずにそのまま試合はバダの失格。

 
 今回、K-1は判定に対する疑惑を払拭すべく、ラウンド終了後に採点を公表するシステムを採用したことからも伺えるように、ボブ・サップや曙の時代に見られた「ある程度の許容範囲の中でトップファイターを意図的に作り上げて行けるようなプロ格闘興業」としてよりも、よりタイトに競技性を重視した方向に傾いて来ているようだ。
 その結果、本当は喉から手が出るほど勝たせたかったテイシェイラは判定負けになったが、見ているほうにしてみればものすごく分かりやすくなった。

 これまでのK-1であれば楽しさや観客の満足が優先されて、この程度のアクシデントでは試合を止める事はあっても没収することは無かった。現にボブ・サップなど、何度この手の反則をしでかしたか分からない。

 遵守すべき最低限のルールを曲げてまで、満足を優先させてきた結果、世代交代は遅々として進まず、人気取りの選手たちがいつまでも人気取りの試合を展開するようになり、シュルトのようなつまらないけれど強い王者が出てきた時にストップを掛けられる実力者が育っていない現実に突き当たってしまった。

 K-1ではシュルトという最強で最高につまらない選手が王者に君臨して来た3年間で、世間では格闘技への見方が随分と変わってしまったのだ。ボクシングでは亀田ブラザーズ兄が疑惑の世界王者になり、弟が世界戦で大反則にも関わらず試合は試合として成立。相撲では相撲協会やら横綱審議委員が横綱に振り回されたりなんかして、競技を統括する団体が権威を示すべき時に示せなくなってしまっている現状があって、世間が格闘技興業を見る目にも次第にある種の諦観を感じるようになってきた。
 それは、見世物格闘技というジャンルが成熟して来た事の証明に他ならないのだが、その空気を敏感に汲み取ったK-1はやはり凄いのだろう。

 K-1はK-1を守るために、観客のニーズに迎合しない!

 この姿勢を明らかにしたことは非常に素晴らしい。
 どんなに待ち望んでいても、反則は反則だ。それによって深刻なダメージが残ったのであれば、試合は止めるべきだ。

 そして、観客はもっと怒って良い。

 バダ・ハリは時代を掴みそこなった。K-1の「K」はケンカの「K」で良い。だが、それは飽くまでもルールを守った上での話しだ。私はバダのファイトが好きだ。大好きだ。だが、それとこれとは話が別だ。解説の魔裟斗が言っていた通りだ。
 「厳重な処分を課すべき。一年間の出場停止だって考えなきゃ、K-1がなめられてしまう」
 
 未知の強豪、ベテラン人気選手、新興勢力・・・派手な試合が続く、物凄く盛り上がった大会だった。
 しかし、メインで起きてしまったこのアクシデントはその全てを虚しさや悲しさで塗り替えてしまった。
 
 SAD END。

 果たして・・・優勝したレミーが流した涙は、王座奪回を果たした感涙であったのだろうか・・・
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