フクフク丸のあずましいblog
あずましい=快適、すごしやすい  アナタの「心の元気」を引き出す   「漢方薬」に私はなりたい。
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2008/09/29 Mon  06:41:20» E d i t
「K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL FINAL16」をテレビで見た。

 ボブ・サップや曙という世間に名の轟く選手達がその競技で(勝ち負けに関係なく)活躍できる能力を有していられる時間は短い。ゆえに、これまでK-1はそういう世間に届くスター選手をなんとか売り出そうと必死になっていたが最近は過剰な露出は控え目にしているらしい。

 そんなわけでK-1に対する世間の注目度は確実に下がっている。だが、新世代の選手達の実力と台頭ぶりは目を見張るものがある。今、まさに今、K-1創成期を支えて来た世代がベテランの域に達し体力が衰えてくる中で格闘家として最後の力を振り絞っている浪花節的輝きと、新世代の選手が身体能力と若さと獰猛さで虎視眈々とトップを狙ってくるポップさが入り混じってちょうど良いサジ加減で私に伝わってくるものがある。

 今、格闘技興業としてのK-1は円熟期を迎えている。

 象徴的な試合が二試合あった。

 

○ピーター・アーツ(判定2-0) セーム・シュルト●



 正直な話、K-1を見なくなって久しい人は「え?アーツってまだやってたの?」という感じだと思う。確かにここのところ目立った戦績を残してはいないものの、毎年(なんと16年連続!)ワールドGPには顔を出してはいるのだ。ただ、若かりし頃のオーラは鳴りを潜めてしまったが。
 一方でシュルトはその巨体をいかんなく活かした「つまらないけど勝つ試合」で3年連続でGPを制覇。スーパーヘビー級の絶対王者として君臨。

 シュルトはとにかく巨大な壁で、しかもそれなりに動けるし戦略もハッキリしていて遠い相手にはその長いリーチを活かしたパンチ・キック、フトコロに入ってきたらヒザという単純明快で退屈な試合運びで他を圧倒。退屈でも何でも勝っているのだからそれで良いのだ。「勝てば良い」という建前の世界なのだから。

 アーツは試合前の煽りVTRで「K-1戦士は金のためだけじゃない何かのために戦ってきた。それをシュルトに叩き込む!」と意気込んでいた。20世紀最後の暴君と呼ばれ、黎明期からK-1を支え続けてきたベテランの意地と覚悟が見て取れた。

 果たして、試合はそのアーツがとにかく前に出続ける。
 シュルトはそのリーチの長さゆえに間合いを掴み切れない相手を自分の間合いに入れずに淡々と効果的な打撃を当てて行くという、まさに格闘技的な試合で勝ちを重ねて来た。その間合いに入ろうとすると今までだとヒザが飛んできたのだが、アーツはワン・ツーを振り回しながら一気に間合いを詰める!詰める!詰めて詰めてパンチを顔面に当て続ける。
 シュルトが「打ち合い」になったのはいつ以来だろう?なにしろこの人の試合はつまらないから印象に残らないけど、打ち合っている様を見たことはあまりない。

 アーツの動きが鈍ってくる。そりゃそうだ。自分より大きな相手に突っ込んで時にデカくて硬い拳を被弾する。年齢的なものだってあるだろう。「暴君」と呼ばれた頃の余裕なんてない。ただただそんないらないものをかなぐり捨てて目の前にある壁をぶっ壊す作業に没頭しているアーツが美しかった。
 苦しいだろう。でも距離をとられてしまうとシュルトの思う壺だから、絶対に前進することをやめない。愚直で泥臭くて、火の玉のようなピーター・アーツがそこにいた。

 判官びいきだってあるだろう。積み上げられてきたファンの認知度の違いだってあるだろう。だけどそんなものは通り越して、ピーター・アーツは燃えていた。その熱は私を奮い立たせた。
 シュルトという大きな壁があって、初めて今の現実のアーツを目の当たりにし、またその現実のアーツは「悲壮感」という暴君時代には微塵も感じられなかった武器を手に、壁を殴り続けた。そして、壁を壊すには至らなかったものの、アーツという人間の魂を確実にK-1戦士としてのシュルトに刻み付けた!
 アーツの凄みに防戦に回ったものの、それでも倒される事は無かったシュルトが、火の玉アーツに何も感じなかったわけではあるまい。今後、シュルトがどう変わるのかが実は楽しみだったりする。


 感じるものが多い、熱い試合だった!


 カラエフ、ディ・ファウスト、グーカン・サキ、ジマーマンにテイシェイラ・・・今後、K-1のリングを盛り上げて行きそうな新しい選手たちがキラ星の如く登場してくる中で、ダントツに突き抜けた存在となったのが「ゴールデン・ボーイ」バダ・ハリだ。試合後に会場の備品をぶっ壊して歩くような「バッド・ボーイ」だったのが、試合で実績を重ねてくるに連れて「ゴールデン・ボーイ」へと変貌を遂げた。今や、K-1を見ている者で知らない人はいないほどの新世代の旗手だ。


 先日深夜に放送されていたハワイ大会の画像を見たが、バダ・ハリは1R開始早々のカウンター一発で相手をKOしていた。相手選手のパンチを顔面に食らって自分もやや腰砕けになったものの、相手はマットにつんのめり、KO。アナウンサーも解説の谷川氏も「何が起こったんだァァァ?」と叫ぶしかできなかった一撃KO勝利だった。カメラアングルの関係もあって本当に何が起こったか分からなかったが、別角度からのカメラで相手がストレートを放ってきたところに左ストレートをアゴの先端にヒットさせて勝利。

 とにかくそれを見たものだから、今回のチェ・ホンマン戦も期待していた。どうやってあの巨人をKOすんのか!?それを期待していた。

 ホンマンは脳腫瘍を摘出したり兵役も免除されたりとリング以外の話題が多かったが、K-1のキャラ重視から実力重視路線への変更を体現しているのが、この人の体つきだと思う。
 以前は韓国相撲「シルム」からの転向だったこともあって厚みのあるどっしりした体つきで、勝ってヘナチョコな踊りを踊ったりする事で韓国では人気が出たし、確かに私たちが想像する巨人タイプとは違う、スピードで撹乱されない自分の勝ちパターンを持っている選手であることには違いない。今回は、7kg減量したとアナウンスされていたが、多分それ以上絞ってきたように感じた。ハリのスピードに対応するためだろうか。

 試合は、とにかく飛び込んで行くハリと、それを迎撃するホンマンという構図。
 ローキックで下に意識を呼びつつホンマンの顔面を狙ってパンチを連打して行くハリ、小気味良いファイトが彼の持ち味だ。スリリングな戦い方はファンを味方につける。これは自らの絶対戦略という枠からはみ出ずに勝利を確実に拾い続けてきたシュルトとは正反対。

 ホンマンはハリより30センチも巨大だから、ハリが仕掛けて行くときにはどうしても上を向く形になる。普通、格闘技はアゴを引いた状態で戦う。アゴを引く事で自分の首を固め、頭部へダメージを受けてもブレないようにするためだ。しかし、アゴが上がったところにタイミング良く打撃をもらえば人は簡単に引っくり返る。
 第2ラウンドでホンマンのカウンターを食らったハリが引っくり返ったのは、そういう理屈だ。あれは仕方ない。

 第3ラウンドでのハリの猛攻は素晴らしかった。
 多分、ホンマンは右わき腹を早い段階で痛めていた。それでもそれを気付かせる事無く戦っていたことは賞賛に値するだろう。しかし、第3ラウンドの早い時点で放送席でそれを見抜いた人がいる。
 アナウンサーでも谷川氏でもない。
 藤原紀香さんである。紀香さんがいればもはや長島一茂など必要ないのだ!!
 ハリもボディフックでガードが下がってきた所を顔面に打ち込み、ホンマンがのけぞった所をまたミドルキックで右わき腹を攻撃。上下に散らす攻撃でホンマンを追い込む!追い込む!追い込む!!

 右わき腹を痛めたホンマンは、延長ラウンド開始と共に試合を棄権。

 ○バダ・ハリ (3R判定 0-1 引き分け) チェ・ホンマン●
         (延長 TKO※タオル投入) 



 試合のスリル感に関してはスピードと安定感でブッちぎるバダ・ハリ。今のコイツの試合にハズレはない!!


 そのバダ・ハリと、アーツが決勝トーナメントでぶつかるのだそうだ。
 アーツは打倒シュルトで完成させた火の玉アーツで向かって行っても今のバダ・ハリを止める事は難しそうだ。新しい勢力の紹介と、世代闘争という裏テーマを引っさげてK-1円熟期は続く。



準々決勝第1試合:ピーター・アーツvs.バダ・ハリ
準々決勝第2試合:エロール・ジマーマンvs.エヴェルトン・テイシェイラ
準々決勝第3試合:グーカン・サキvs.ルスラン・カラエフ
準々決勝第4試合:レミー・ボンヤスキーvs.ジェロム・レ・バンナ



 なのだそうで・・・

 グーカン・サキの下っ腹が気になるので、要チェックや!
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テーマ:格闘技 - ジャンル:スポーツ

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