フクフク丸のあずましいblog
あずましい=快適、すごしやすい  アナタの「心の元気」を引き出す   「漢方薬」に私はなりたい。
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2008/03/03 Mon  03:10:01» E d i t
 » パーフェクト・オーバー 
 じっくり、どっしり。そして機敏に豪快。 

 森嶋は一年間で別人になったわけではない。
 使っている技は何も変わらないどころか、厳選されて減ってきているくらいだ。
 少ない技数で、インパクトを残す。
 ラリアート、ヒップアタック・・・そして、森嶋式バックドロップ・ドライバー。

 何が変わったのか。
 相手の技を受ける技術が格段に上がった。
 これまでは相手の打撃に対して全て体をこわばらせて受けてダメージを全部受け止めていたのが、今の森嶋は打撃の力の方向に沿って力を流している。
 
 三沢とは2年前から、何かしらとこの春先の時期にシングル対決でぶつかってはその都度「三沢越え」の機運は感じられつつも、ことごとく底なし沼の三沢鬼を呼び出して凄惨なほどに叩き潰されてきた。
 「もう、オマエが俺に立ち向かう気力さえ湧かないように徹底的に叩き潰す!」 そういう危機感を含めた感情がほとばしる三沢のシュートなプロレスで失意のどん底に叩き落されてきた。

 それが森嶋を作った。「もうちょっと、あと少し!」がどれだけ遠い距離であるのか、森嶋の物語にはそういう人生のエッセンスが込められている。そして、その壁を破るためには、その壁だけを目標とするのではなく、自分の限界を超えるほどの経験の積み重ねこそが一番の近道であるということも。


 自分の幅を広げ、自分の武器を知り磨き、そして、底なし沼の三沢鬼を二度経験した故に相手を知った上での今回のGHCヘビー級選手権。


 老いたりとは言え今なお羽ばたき続けるプロレス界の不死鳥・三沢。
 腹が出たとか往年の輝きが無いとか言われながらもGHCを7度も防衛していた。
 
 パワー・スピード・スタミナ。
 インサイドワーク・受身・試合作り。
 さらに、三沢式ひらめき断崖エメラルド・フロージョンに各種エルボーを見せ場の時間帯で耐え抜いた末に強引なラリアートで打ち勝つような力強さ。
 現代のプロレスにあっては地味とされる技を森嶋が使うと殺人技になるというインパクト。

 怪物は全て圧倒的に、そうなるべくして不死鳥を飲み込むまでに成長した。

 流行が出ては消えて行く時代の流れの早さに流される事なく、可能性は十二分に秘めていながら精神的に脆かったモンスター森嶋を、じっくりと丁寧に時間を掛けて孵化させたNOAHの度量の深さとその期待に応える様に今やアメリカでもROHのベルトを20度防衛することですっかり定着した森嶋プロレスに拍手を送りたい。

 森嶋の 「弾けるプロレス」 は世界に通用する。
 
 今まで森嶋がずっと思い悩んできた「NOAHの観客に受け入れられるためのプロレスとは四天王プロレスの真似事」ではなくて、「森嶋にしかできないプロレスを観客が観に行きたくなるようになった」こと。

 この差は大きい。
 
 底なし沼の三沢鬼は今回も確かにそこにいた!
 
 観客は2年前には鬼の攻撃に声を失った。昨年は鬼の攻撃に「森嶋コール」で加勢したが時代の風は吹かなかった。そして、今年。日本武道館に試合中盤~終盤で起こった「森嶋コール」は時代を動かした。
 三沢コールを丸藤は奪う事ができていない。丸藤は「それだけボクが三沢光晴を追い込んでいるということ」と強がるが、果たしてそうなのだろうか。

 森嶋は、それをやってのけたのだ。ルックスの問題じゃない。華やかなプロレスでもない。
 でも、森嶋のプロレス。威風堂々!!
 
 そして、もはや当然であるかの如く、多くのファンが思い描いていたイメージ通りのバックドロップ・ドライバーで鬼退治。
 森嶋はインタビューで「ギリギリで越えられた」ようなニュアンスの発言をしたが、見ていた私の感想を書くのであれば 圧倒 だった。


 四天王プロレス世代ファンの私にとっては寂しいことだが、これから新しい歴史を作り上げて行く29歳の新チャンピオンは、考えてみれば私とそんなに変わらない世代なのだったし、三沢越えという一連のストーリーの中で、すっかり森嶋に感情移入できるようになっていたのだった。

 


 前記事の中邑真輔と違って森嶋が幸運なのは、上の世代がNOAHを牽引できる力を持っているうちに何度も何度も叩き潰されながらも成長の物語を時間を掛けて一歩一歩、ファンの記憶に刻みながら王者への階段を上ることができたことだろう。そして、まだまだ越えるべき上の世代の選手達がワンサカいるという現実。
 ここらで一気に高山辺りを征伐してしまうのも良いかもしれない。
 
 しかし、上の世代を超えてしまうとライバルがNOAHでは見当たらないという現実にも突き当たってしまう。
 体格差が著しいために丸藤やKENTAと「良い試合」をしてても勿体無い感じだろうし、力皇は完全に弾けるのが先か、年齢的に(見ているファンの側が)ツラくなってくるのが先かという雰囲気を漂わせてるし。潮崎はもうちょっと掛かるだろうし。

 でも、森嶋は外人レスラーを向こうに回しても 弾けるプロレス ができるという、他に負けない特性を持っている。
 ならば、GHCの「G」すなわち、「グローバル」を言葉だけでなく実践して行けるような面白いポジションまで一気に突き抜けてしまうというのも面白い。

 森嶋物語は、険しくも明るく続いて行く。どこまでも。
 
 
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テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
全てはここに繋がっていた!そう思える安心感
 本記事よりも熱い熱い森嶋履歴、ありがとうございます!!
 森嶋がここに至る経緯を丁寧に説明して下さったおかげで、この記事・コメントを読んで「森嶋を見てみよう」と思ってくれるファンが増える事を期待しちゃいます(笑)

 あの「ぶっ飛びラリアート」はあれは、素晴らしい一撃でした。受けの名手三沢でも、あれはどうしようもない。さらに追い討ちの「どうしようもないバックドロップ・ドライバー(小橋vsウィリアムス戦の時、ウィリアムスのバックドロップを若林アナがそう叫んだことに由来。あれよりもずっとドライバーという響きが相応しいバックドロップだと思います)」。
 逆に言えば、その「どうしようもない技」を身につけない限りは三沢を倒すことはできないんですよね。その「どうしようもない技」が本人の必殺技としてファンに認知された時に、それを軸にして本人しかできないプロレスが構築されて行く。

 「上の世代に叩かれて森嶋は強くなった と言われるけれど、それは違う。海外で自分を見つめてノビノビとやれる環境で自分で自分の枠を破ったんだ」と、いつぞやの週プロのインタビューで秋山が語った、その通りかもしれません。
 日本人が海外マットで怪物扱いされるほどの重量感と迫力溢れるプロレスをできるなんて、夢のようじゃないですか。まさにプロレスラーですよ。
 NOAHが大事に温め続けたモンスターの卵は、海外で孵化して逆上陸したのですね。

  苦難と屈辱の道ではありましたが、それでも「全てはここに繋がっていた!おめでとう!森嶋」と安定感と安心感を伴ってそう言える、多くの人がそう感じたから久しぶりに勝利の瞬間にリングサイドに観客が雪崩れ込んだのだと思うのです。

 凄くておもしろいプロレスを見せてくれるようになりました(嬉)。
 
2008/03/05 Wed 06:11:37
URL | フクフク丸:to 野神 氏 #oKAhFFW. Edit 
説得力のある強さ
何だかんだ言っても、森嶋の”強さ”には”説得力”があります。こういったレスラーが”トップ”に立たないとしっくりきませんよね。

それでも、森嶋がそれを成し遂げるには”長い道のり”があった事は事実。その最大の原因は、NOAHには常に三沢を筆頭に小橋、秋山、高山、(田上)・・・といった”高い壁”がそびえ立ち、その”次のランク”に甘んじざるを得なかったからでしょう。それ故、新日の天山、中西辺りの”第三世代”と同じで”チャンス”が回ってくるのを待っていた感がありました。

しかし、そうしている内にその”チャンス”はかつての”相方”であった力皇に回り、見事ベルトを奪取。その間森嶋は”怪我”に泣かされ”長期欠場”(哀) 更に、”Jrヘビー”の丸藤とKENTAが”階級”の枠を超えて大きく飛躍してきました。当然、森嶋には”焦り”を感じたはずです。その”焦り”が、怪我からの”復帰戦”でもろに出てしまい(派手に入場した割にはあっさり負けてしまった。)、その後頭を丸めるもイマイチ伸び悩んでいました。

そして、”時代の風”はますます丸藤&KENTAめがけて吹き始め、それを不満に思った森嶋が三沢との”一騎打ち”に打って出るもあえなく敗退。その後、力皇&森嶋組VS丸藤&KENTAという”ヘビーVSJr次世代対決”が実現しましたが、正直体格で圧倒的に上回る力皇&森嶋組の方が押されていたのは事実。観客の”声援”も確実に丸藤&KENTA組に送られていました。

更に、この一戦で引き分けはしたものの、”内容的”には明らかに力皇&森嶋を圧倒していた丸藤に”ベルト挑戦”のチャンスが巡り、そして見事秋山から”フォール”を奪って”Jr初”の”GHCヘビー級王者”となってしまいました。今度は”後輩”にして”Jrヘビー”である丸藤にも追い抜かれてしまいました(哀) ただし、丸藤には”強さ”以外の”凄さ”はあっても、彼の強さそのものに”説得力”は感じられません。それが故に、三沢という”高く厚き壁”の前には全く歯が立たなかったのは言うまでもありません。

そして、再び森嶋に”チャンス”が回ってくるもやはり三沢光晴という”高く厚き壁”を惜しくも乗り越える事ができず、そして、やむなく”GHCヘビー級王者挑戦者決定戦”が行われた物の、誰がどう見てもこのリーグ戦が”丸藤有利”に進められていたのは言うまでもありませんし、それにちょうどその頃森嶋は米国の”ROHマット”において”ROHヘビー級王者”に君臨しており、その後”防衛戦”も何度か行われた事によって、その”ハードスケジュール”故に”不利”に立たされたのも事実。そして、同リーグ戦”決勝戦”の時も森嶋は”2試合連続”戦う羽目になり、結局それによる”スタミナ不足”を見透かされたかのように不覚の”フォール負け”を喫してしまいました(哀)

それでも、丸藤がいくら”天才”とはいえ、やっぱり三沢を前にして”強さ”に説得力が感じられなかったのは言うまでもありません。やはり、丸藤はNOAHのような団体の”トップ”を張る器ではない、という事がこの一戦で証明されたように思えました。

しかし、”ROHベルト”を奪取した事が森嶋の”転機”になったのは間違いないでしょう。このベルトを”20度”も防衛し、”自信”を付けた森嶋の”戦いぶり”は見ていても気持ちいいぐらいに弾けていて、そしてかつてのスタン・ハンセンを彷彿させるような”殺気”さえ感じるようになりました。

そうした”流れ”の中での森嶋の”GHCヘビー級ベルト”挑戦。新日では同じ”新世代”である中邑真輔がカート・アングルを破っているだけに、今度こそは森嶋が”何か”をしでかすだろう、と期待しておりました。そして、その”期待”は見事”的中”しました。森嶋の”強さ”及び”怖さ”が、三沢の”強さ”及び”怖さ”を超えた”瞬間”を見る事ができました。その”決定的瞬間”とは、三沢に何度も”エルボー”を打たれ沈みそうになった所を上手くかわしてすかさず”バックドロップ”を放った後、”アックスボンバー式ラリアット?”が三沢の顎を的確に捉えた時、三沢の”意識”が吹っ飛んでしまった時です。そこに、森嶋の”強さの説得力”を感じたのは言うまでもありません。

中邑の”土壇場の逆転勝利”とは打って変わって、こちらはまさに”圧勝”でしたからね。何だかんだ言っても、三沢は”年齢”には勝てなかった、というべきなのだろうか? それとも、森嶋の”強さのレベル”が格段とアップした、という事なのだろうか? いずれにせよ、ようやく森嶋は”NOAH新時代”の扉をこじ開ける事が出来たのが何よりの幸いです。ただ、新日と違って、NOAHの場合は今後森嶋の”ライバル”になりうる存在が希薄なのが少々気がかりですね。
2008/03/04 Tue 23:09:21
URL | スーパーpsy野神 #5FAMoxZ6 Edit 
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