フクフク丸のあずましいblog
あずましい=快適、すごしやすい  アナタの「心の元気」を引き出す   「漢方薬」に私はなりたい。
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2007/10/03 Wed  06:17:15» E d i t
 » 三沢賛歌は「覚悟」の賛歌 
 GHCヘビー級選手権試合「三沢vs丸藤」のテレビ放送を見た。
 なんだか違和感を感じたのは、解説者が不在だったからなのだろう。
 日テレの菅谷アナの実況だけでは物足りなかった。
 高級食材が目の前にあるのに、調理する技術がそこにないから素材の味は活きているんだけど最大限に引き出されていないという、プロレス実況の難しさを「違和感」として感じたのだった。
 高山か秋山がゲスト解説だったら、きっともっとこの試合中継は爆発的な興奮を呼んだだろう。
 

 昨年の12月・丸藤が王者、三沢が挑戦者という状況で行われた同カードから、1年を経ずに今度は立場を逆にしてベルトを賭けた戦いが行われる事になったのだが、前回の試合のレビュー(→「厚く高きは緑の壁 丸藤vs三沢」)で書いたことがそのまま当てはまる以上に感じたことが、三沢がファンに好かれる・・・あるいは嫌われる最高の魅力が「覚悟の質」が他のレスラー達とは違うということだ。

 思えば、ずっと私たちは「それ」を目撃してきた。
 背筋が凍りつくような「それ」を。

 「それ」はもはや「ひらめき」だとか「技術」だとか「引き出し」よりももっと深い部分で普段は眠っている。
 
 トップレスラー達は、多分こう思っている。
 「プロレスのためならば、命を賭けても惜しくない」と。

 当然三沢からもそれは伝わってくるのだが、それ以上に「相手を殺してでも俺は勝つ」という覚悟の方が強く伝わってくる。無論、それはいつでもそうではなくてタイトルマッチで相手に攻めに攻められた末に出てくる「鬼」あるいは「羅刹」の三沢がまとっているオーラなのだが。

 例えばいかにトップレスラーといえども、技が相手を壊すような角度や衝撃で入らないように最善の配慮をしたすえに、アクシデントでそれが相手の急所に入ってしまったり、技が決まりきらなくて相手が変な角度で落下したりした場合はかならず試合の途中でも躊躇する表情が見えるものなのだが、三沢にはそれが無いのだ。
 もう、スイッチが入ってしまうとただひたすら相手を倒すための殺人マシーンと化す。
 
 今回の丸藤戦は、丸藤が気の毒に思えるほど三沢の体力が持たなかった。見るからに動きが悪くなる瞬間が最近の三沢にはある。
 しかし、その体力の持たなさ故に三沢に声援が集まる。
 そして、三沢は下手すりゃ相手が一生動けなくなるような技を連発しはじめる。
 全く厄介な事にここからが強い。

 それはNOAHのプロレスの根幹たる「ハイレベルな受身」の技術があり、丸藤のそれに対するひとかどならぬ信頼があったればこそなのだろうが・・・危ない。
 エプロンから場外マットの無い部分へのタイガースープレックス、トップロープからのタイガードライバー(?エメラルドフロージョン?)の失敗墜落、コーナートップから場外へのダイビングエルボー、変形エメラルドフロージョン・・・


 とにかく畳み掛ける。丸藤もトラースキック→不知火→雪崩式不知火でその流れを寸断しようとするのだが、止まらない。ダメだ。カウント2.9で立ち上がるたびに三沢は強さ・・・というか凶暴さを増して行く。スタミナ?テクニック?パワー??なんだかそういうものを逸脱したところでの戦いが三沢の中で繰り広げられている・・・というか、ただ無心に勝つための最短距離をひた走り始める。

 その非情さこそが、三沢の魅力。シンプルに勝利を掴みに行く姿に神々しさすら感じる。
 伝説の最終章にあることは誰もが認識している。だが、三沢伝説にピリオドを打つには三沢を壊すか意識ごとぶっ飛ばすしかない。

 丸藤はまだ、それができなかった。
 ポールシフトを掛けられなかったのが重大な敗因の一つだろう。ポールシフトはあの森嶋の巨体を持ち上げて落とすほどだから丸藤のパワーや破壊力は疑う余地もないが、まだ単発の大技というイメージが強い。
 トラースキック→不知火のように、ポールシフトへつなぐ技の流れが出来上がったときに丸藤はさらなる高みに至れるだろう。

 今回の丸藤を評価したいのは、丸め込み技を使わなかったことだ。
 世代交代や、脱・三沢を掲げたからには真っ向勝負しかないということを丸藤は体現してみせた。事実、このタイミングで「完璧首固め」なら3カウント!という場面が幾度か見受けられたがそうしなかった。
 その心意気やよし!その熱いプロレスは必ず成就する。だが、KENTA相手ならそれも是だが、それだけでは上とは伍して行けない。
 
 三沢を超えるには「相手を壊す覚悟」あるいはそれすら意識させない「圧倒的ななにか」が必要。そしてそれは「自分が壊れる覚悟」よりも壮絶な覚悟。
 森嶋はそれを見つけ始めている。

 丸藤があのサイズでプロレス界の地軸移動(ポールシフト)をさせて新しい「北極点」を目指すなら、丸藤にしか出来ない動きで相手の攻撃を受けるのではなくて冷酷なまでに全部かわしたり封じたりして、圧倒的なスピードと技術で相手を叩きのめすような「完封プロレス」を覚える必要があるだろう。もっと自分の持っているモノを信じて磨いて行けば良い。まだ、カッコつけてプロレスやってるから敵わないのだと私は思う。いずれにしても今までは思ってもみなかったけれど、何となく丸藤を応援してみたくなるようなプロレスだった。


 かつてその「冷たい三沢」を「熱い思い」で溶かし尽くして絶対王者となった男がひとりだけいた。
 冷たさでは三沢の上を行く「白い悪魔」がもうひとりNOAHには、いる。

 三沢を超えて行くためのヒントはきっと・・・その二人に、ある。  



 関連記事→ コラム・de・ブログ 「NOAH 9.29、武道館大会結果」
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テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
セオリーを超えなければ
 一般人から見て規格外の大きな人間達がこれまた規格外の力で規格外の身体能力を見せつけて、引き出し合うのはプロレスの醍醐味ですよね。男の子なら一度は憧れた“ヒーローの世界”が実際の人間によって行われている特殊な世界。
 そこは言わば、日本人の心の中に絶対ヒーローとして受け継がれてきた「牛若丸」を捕まえて滅多打ちにする「弁慶」が存在する世界なんですよね。

 丸藤は首・顔面への集中攻撃という、三沢の最も嫌う場所へのセオリーどおりの一転集中で攻勢をかけましたが、その流れに三沢が乗らなかった・・・というかどんな流れもたちどころに寸断するだけのヤバさこそが、三沢の本性であり、全日本・・・いや、日本プロレス界のエースとして長い間時代を背負ってきた者として強い光が当たった部分にできる巨大な影さえもが魅力の一部となって、人間・三沢光晴の巨大な幻影を形作っていると思うのです。

 幻影を取り去るところまでは丸藤も森嶋も来てます。でも、王様はハダカになっても王様だったということですね。

 丸藤もKENTAも、トップ戦線でガンガンやりあっている時はものすごく話題になりますが、ベルトを失ったり挑戦に失敗するなどしてトップ戦線から外れるとあまり雑誌などでも見かけなくなりますし、平均点が物凄く高いが故によほどのテンションの試合を見せなければもう誰も騒いでさえくれないという状況にまで行ってしまっています。
 ところが、モリシは以前こそ気持ちの弱さがたびたび指摘されて、持っている才能は評価されつつもクローズアップされる機会なんて滅多になくて丸藤・KENTAの後塵を拝していましたが、最近ではROH王者(残念ながら防衛20回でマッギネスに王座を渡しましたが)として目にする機会が圧倒的に増えました。
 モリシは巨体を活かした「相手を弾くプロレス」という、自分のスタイルを確立し、それに自信をつけて一皮剥けました。
 力皇には我々は幻想を抱いてしまったんですね・・・ZERO-ONE旗揚げ当初のタッグで橋本・小川を蹂躙したのを目撃してしまったので・・・ガチ強い力皇というイメージと、四天王プロレスへの尊敬と羨望ゆえに「上手なプロレスをしようとする不器用なレスラーとしての力皇」とのギャップが著しくてスタイルの確立が遅れてしまい、見ているファンの方ももどかしさを禁じえません。
 張り手一発、頭突き一発で相手をぶっ飛ばして終わりというプロレスをやれば良いのに・・・とは、もうここ何年間も私も同じこと書いてますねぇ(笑)・・・。

 モリシもリキも、ビジュアル面では絶対的な支持を得られないでしょう。でも、そんなの関係ないんですよね。ハンセンだってブロディだってウィリアムスだって個性的ではあったけれど、イケメンとは言いがたかったですよ(笑)。
 強くて面白いプロレスを見せてくれるレスラーがいて、それを乗り越えようとするレスラーが出てきて、物語は紡がれて行くのですから。
 あとはやはり「覚悟」でしょうね。
 自分を光らせる為に、相手の光を消してしまうほどの「黒い覚悟」があれば圧倒的な存在になれるでしょう。
 
 パッと見た瞬間に「あ、プロレスラー」と思われるような体格を持ったこの二人にはNOAHの枠を超えて世間にプロレスを届ける力が備わっていると思います。
 小橋建太が寡黙なイメージのままでトップに君臨したように、今はやりの「言葉プロレス」なんてしなくても、この二人は充分にトップには立てるのだと信じてるんですがねぇ・・・。

 知らず知らずのうちに押し込まれてきた「セオリーという名の檻」を高山のように規格外のプロレスで越えて行けるのは、体格的にも年齢的にも、私はモリシだと思っています。

 リキはちょっと年齢的に厳しいかも。
 
2007/10/10 Wed 05:44:14
URL | フクフク丸:to 野神氏 #oKAhFFW. Edit 
超えられない壁、超えてはならない壁
まず、三沢のような”レジェンドレスラー”を超えるには、それだけの”覚悟”、熱い”闘志”、”冷酷さ”そういったものが確かに必要なのですが、丸藤がそれをするとなると、やっぱり”体格的問題”は避けられないと思います。

いくら、丸藤があの森嶋を”大技”で仕留めたとしても、”レジェンド”達がそう簡単に”大技”なんて掛けさせてくれるとは思えないし、彼らはそういった”危機”に面した時の”非情な引き出し”を用意してますからね。森嶋にはまだそれがない、という事なのだと思います。

”ヘビー級トップレスラー”の”内からにじみ出る非情な攻撃”をも乗り越えて、それ以上の攻撃で彼らを叩き潰すとするならば、やはり丸藤の体格からすればかなり無理があると思います。かといって、あれ以上”体重”を増やしたら、今までのような”動き”出来なくなるばかりか、かえって”ヘビー級選手”を有利にしてしまうと思います。となると、いずれにしても丸藤のような”小兵”が”ヘビー級トップレスラー”を打ち負かすには”丸め込み技”を使うか、若しくは”総合格闘家”に転進しない限りは不可能に近いと思います。

それと、何だかんだ言っても、”プロレス”というものは”ヘビー級レスラーの計り知れない強さ”こそが”醍醐味”である事は今でも変わらないと思うんです。それを、そう易々と”Jrレスラー”に超えられてしまったら、その時点で”プロレス”は”終り”だと思います。まぁ、それ以前にも”格闘技選手”からの敗北や、”暴露本”等でもかなり追い詰められた訳ですから、せめてこの”牙城”だけは崩して欲しくないし、それが守れてこそ”レジェンド”になりうるのだと思います。

もっとも、丸藤のようなレスラーが、若い”ヘビー級選手”にとっての大きな”起爆剤”である事は間違いないですが、問題は彼らがそれ故に丸藤の”後ろ”に付いて行こうと思うようになってはおしまいだ、という事なんです。「”ヘビー級”こそトップだ!」という気概を持たなければ”トップ”には立てるとは思えませんが、森嶋にも力皇にもまだそれが感じられない、というか彼らはまだ”上”を意識しすぎて、でも上を越えられない、という”劣等感”の中で苛まれている間に、丸藤やKENTAに追いつかれ、そして追い越されつつある状況になってしまったのでしょうね。結局、彼らは”ターゲット”がうまく絞れないまま”板ばさみ状態”でもがいている所なのですかね。

やはり、今の”新世代ヘビー級レスラー”は”不器用”な人間が多いのでしょうね。”トップ”を取るには、そこそこの”器用さ”がある上で、更に時には”非情”になれなければならないのでしょうね。
2007/10/08 Mon 16:36:30
URL | スーパーpsy野神 #5FAMoxZ6 Edit 
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