フクフク丸のあずましいblog
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2007/04/30 Mon  04:30:24» E d i t
 » それにしても佐野! 
 それにしても佐野!である。

 GHCヘビー級選手権試合
 王者 三沢光晴 vs 挑戦者 佐野巧真
 今朝、この中継を見た。

 佐野の打撃は見るからに痛い。

 ・・・というか、プロレスの打撃の範疇を超えていると思う。
 もうあと5センチ身長があったら、きっと 今天龍 というクラスのレスラーになれたであろう種類の“攻撃力”“耐久力”“肉体”を持った選手だ。

 地味な技ながら、一つ一つを繋いで行って試合の流れを構築して行くのはさすがベテラン。
 この一戦に限らず、佐野はいつでもそういう試合をしている。

 ローを連発して相手の意識を下に向け、エルボーで意識を上に振っておいて、相手のガードが上がった所で必殺の重爆ソバットがミゾオチに炸裂する!!
 職人芸の域である。
 最近では、そこからさらに片ヒザついた相手への顔面ソバットという必殺メニューまで用意されている。
 
 トペひとつにしてみても、躊躇無く頭からゴッツリぶつかる。
 あんな痛そうなトペを撃つレスラーはそうそういない。
 ソバットでミゾオチ蹴ってのたうちまわる相手に躊躇無くフットスタンプを落としたり・・・とにかく「躊躇無く」スタイルを貫く。そして貫けるだけの体力と技量を持っている・・・それにしても佐野である。


 日テレも壮絶な打撃戦のド迫力を余す所無く伝えるために、久しぶりにスーパースローの映像を多用した編集を施していたこの試合。

 「王者の顔面を蹴っ飛ばしてKO狙い」という予告どおり、佐野が三沢を圧倒する。
 とにかくダウンしないのだ。三沢がエルボーを入れてもビクともしない体幹の太さ。逆にタイミングがドンピシャのソバットで何度も何度も予告どおり三沢をダウンさせる。

 最初のウチは三沢の「受け」だと思って安心して観客は見ているのだが、10分過ぎくらいから怪しいムードに包まれる。武道館は大爆発に至らない。なぜなら、佐野の攻撃は地味だから。地味だけど凄く痛いのはわかる。でも「三沢ならこのくらいなら受けきるだろう」というムードが漂っていた・・・が?

 ・・・さすがにヤバいだろ??・・・

 何とも言えないザワメキが超満員の武道館を支配する。


 私はこの佐野が作り出す空気を数年前、札幌で体験したことがある。
 札幌大会で唐突に組まれた大会中盤での秋山vs佐野のシングルマッチ。 
 
 当時、強さ・上手さの絶頂だった秋山の登場に沸く館内、佐野の重い打撃に色を失って、空気が凍る。
 秋山が5分経過の辺りから腹部を押さえて悶絶を繰り返す。そこにフットスタンプの連発。
 それでも観客は「エクスプロイダーがある」と思っていたが、10分過ぎ、ソバットでその観客の思いともども秋山を粉砕したのだ。

 その時の空気の重たさを私は覚えている。



 あの時と同じ空気。
 観客は、もう、固唾を飲んで見ているしかないのだ。
 武道館はNOAHの試合とは思えない異質の 盛り上がらなさ をみせる。しかし、つまらないから盛り上がらないのではなくて低く唸るような歓声が佐野の一発一発の技に呼応する。

 
 そして三沢である。
 スーパースローで見ても、重たさが伝わってくるほどのソバットを何発ミゾオチに受けただろうか、12~13分辺りからの三沢はやはり・・・鬼だった。

 ゾンビから鬼にスイッチする瞬間が三沢にはある。

 倒されても倒されても起き上がってくるのが、同じ攻撃では倒れなくなる瞬間が、三沢にはあるのだ。しかも、そこから先の攻撃力は今までの数倍、危険度が増す。
  
 しかし、佐野も佐野だ。
 エルボーで倒れようとしない。
 
 ローリングエルボー、エメラルドフロージョン、変形エメラルドフロージョンで強引に佐野の意識を刈り取るしか三沢には手段が無かった。

 

 それにしても佐野である。
 「試合の途中でサブミッションを仕掛けたらどうなっただろう。」
 「KO狙いじゃなくて、三沢の腕に焦点を絞ったらどうなっただろう。」

 本気でベルトを獲りに行った試合だったのか!?
 本気で三沢を狩りに行った試合だったのか!?

 佐野の引き出しを知っているだけに、今回の三沢の強引なフィニッシュを見て三沢のケンカ強さと、佐野の肉体面・技術面以外のモロさを感じずにはいられないのだ。

 ひとつの試合で全技術を出さずに戦うからそこにif・・・が発生し「最強説」がついて回るのだろうが、試合は常に一発勝負なのだ。
 
 佐野はそうして勝てる大一番を常に落とし続けてここまで来てしまった・・・。躊躇なき試合を見せても、躊躇なく勝利をもぎ取ることができない。複雑ながら、それをきっと「最強」とは呼べないのである。
 
 なんだか新日本時代の藤原組長を見るような思いさえ感じる。

 2001年までUWF系の団体に所属していた佐野。馬場が生きている間に全日本プロレスに参戦していたら・・・「不遇の最強戦士」は高山が今いる「帝王」の位置に近い場所にいたかもしれない。
 
 ファンの幻想をまだまだ掻き立て続ける佐野巧真。
 それにしても佐野! なのである。
 

 その佐野のソバットに耐え切れた理由を三沢は
 「最近、腹が出てきたと言われますが、ただ出てきたワケじゃないんだぞと」

 ・・・やっぱ、強いや。
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テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
華がないから
 佐野には“華”が無いんですよ。
 レスラーとしても、技も、インサイドワークも、受け身も。
 ついでに“表情”も無い。
 ただ淡々と仏頂面で「プロレスやってる」という感じであるが故に、華が無い代わりに「凄み」が出ています。

 それが佐野の個性であり、ポジション的には中堅選手のくくりであっても、同じくくりに属する泉田とか井上のような中途半端なお笑いとかに走らず、プロレスそのもので観客をつかめる稀有なレスラーであると私は思っています。

 シングルでもタッグでも地味ながら強烈に「プロレスの凄み」を観客にアピールできる。んん・・・玄人好みですけどね。

 佐野の引き出しを知っているから、いろいろな「If・・・」が発生しますけれど、結局はこういうチャンスで関節技を出さなかったのが佐野自身の選択による結果ですし、99%追い込んでいても最後を取れなかったツメの甘さが 最強・佐野 が永遠に「伝説」のままであろうと類推させるに充分な結末でした。

 良かったのか悪かったのか分かりませんが、エメラルド2連発喰らって立ち上がる時に、吠えながら立ち上がったり、そこからもう一発ノーザンライトボムとか打ったりしていたらもっともっと盛りあがったでしょうね。
 その辺のリズム、クライマックスのテンポの煮詰め具合が足りないから、試合に「華」を感じないのでしょう。

 逆に言えば、あれだけ追い詰められた中で「コノヤロ~、一発で意識飛ばしてやる!」って感じでヤバい角度で変形エメラルドを炸裂させた三沢の覚悟は、やっぱり「鬼」だと思うのです。
2007/05/02 Wed 06:09:42
URL | フクフク丸:to 野神 氏 #oKAhFFW. Edit 
ポジションと実力のジレンマ
佐野は確かに”実力的”には”NOAH最強”と言えるぐらいのものを持っているかもしれません。しかし、彼がこれまで置かれてきた”ポジション”を考えると決していい境遇を受けていたとは思えません。そういった部分における無意識的な”遠慮”がどうしても彼が本当の意味で”最強”になりえない部分なのかもしれません。これは藤原を含め、多くの”U系選手”の宿命なのかもしれませんね。

しかし、まぁ、”年齢的”にはもはや”第一線”を退いてもおかしくない二人がここまで壮絶な”タイトルマッチ”をやってのけちゃう所が凄いとしか言いようがありませんね。これが”NOAH”という団体が持つ最大の”切り札”なのかもしれません。通常であれば、三沢の相手が序盤から”先制攻撃”を立て続けに仕掛けてくる場合、三沢は途中から”鬼”と化して一気に”形勢逆転”をしてしまいます。しかし、今回の三沢はそれが出来ないぐらい、佐野の”攻撃力”は”本物”だった、という事でしょうね。もっとも、森嶋や力皇に比べるとそれだけの”キャリア”を持っている、というのも理由なのでしょうけどね。

ただ、やはり”関節技”を徹底的に仕掛けていけばもしかすると勝てたかもしれない、というのはあるでしょう。それと、”予想外”の落ち方をした”変形エメラルド”さえなければまだまだ佐野には余力があったと思います。

新日本の飯塚とか、今”人気絶頂中”の越中を含めて、もしかすると現在の”プロレス界”においては”中堅実力者”が一つの”ブーム”を起こそうとしているような雰囲気があるように思えますね。”新世代”の選手が今ひとつくすぶっている昨今、こうした”中堅実力者”に一つ期待してみるのも”アリ”かと思います。
2007/04/30 Mon 13:16:48
URL | スーパーpsy野神 #- Edit 
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【4.28、日本武道館大会】〈観衆〉15,000人(GHCヘビー級選手権)○三沢(王者)(16分38秒 変形エメラルドフロウジョン→体固め)佐野(挑戦者)●※三沢が2度目の防衛に成功!(GHCタッグ選手権)○秋山
2007/04/30(月) 10:29:02 | コラム・de・ブログ
久しぶりに”プロレスコラム”を書きます。今、”日本プロレス界”に何か”異変”が起こっています。通常であれば、どの団体も”世代交代”の時期にある訳ですから”若手”我もっと活躍しなければならない時期だと思
2007/05/03(木) 11:41:54 | コラム・de・ブログ
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