フクフク丸のあずましいblog
あずましい=快適、すごしやすい  アナタの「心の元気」を引き出す   「漢方薬」に私はなりたい。
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2007/01/22 Mon  07:00:04» E d i t
 

 ○三沢光晴 (20分5秒 ランニングエルボーバット →片エビ固め)森嶋 猛●

 

 ※第11代王者 三沢がGHCヘビー級ベルト 防衛成功!

 
 一見、盛り上がりに欠けるような試合でも、なんらかのサインが散りばめられているような試合はプロレスにはたくさんある。
 
 でも、多くの観客から見た場合、単純に盛り上がれる試合が今の時代にはマッチしているのであろう。去年の3月の武道館および今回の三沢-森嶋のシングルマッチは今の時点では胸に響いてこない、だがそれでいて振り返った時にきっと森嶋のターニングポイントになって行くような試合だったと思う。

 
 今回、試合開始早々の 場外パワーボム で森嶋は三沢の意識を奪った。三沢の色白の背中に場外マットの跡がクッキリと赤く残るほどの一撃で、すでに三沢は 飛んで いた。 

 しかし、プロレスは終わらない。
 
 意識が飛ぼうが、記憶に無かろうが、肉体が動いているのだから。
 意識が飛んだ“先”の世界で、肉体を突き動かすモノは一体何なのだろう?

 エースとしての責任感?
 団体の長として背負うもの?
 レスラーとしての意地?

 開始早々“先の世界”へ行ってしまった三沢、そこにいる三沢は「鬼」だ。その世界を何度か見ている私だが、必ず常軌を逸した攻撃が始まる。

 
 翻って森嶋。

 試合前、「王者(三沢)のエルボーを全部受けてその上で勝ちたい。」と宣言していた通り、かわす事無く全てのエルボーを真正面から受け切った。バカ正直に、真っ直ぐに。

 三沢の意識が戻る前にバックドロップ・裏投げを何連発でも仕掛けて仕留めたかった。秒殺でもそれで良かったんだと思う。
 
 だが、森嶋にはそれを仕掛ける 気持ち が見えなかった。

 なぜか?
 その時点で「王者のエルボーを全部受けて」いなかったからだ。
 勝利が優先課題ではなくて、三沢越えが彼にとっての優先課題だったのだ。

 それが、森嶋の甘さ。

 
 先の世界に行った三沢の攻撃はやはり今回も凄まじかった。
 およそ「人を人とも思わぬ攻撃」を平然とやってのける。それも続けざまに。なんの思い入れも無い人が見たら三沢の攻撃はナチュラルヒールそのものの戦いぶりに見えるだろう。

 硬い花道でエメラルドフロウジョン、腕が効かない状態で途中で落としたタイガードライバー。そして、普段の三沢は絶対にやらない 立ち上がろうとする相手 に対する膝蹴り。

 見ている私の背筋に冷たいモノが走る。

 森嶋もその状態の三沢にくらいついてバックドロップや裏投げ、ラリアットを放って行くが連打にならない。森嶋に 流れ を与えようとしない 必死の三沢 がいた。

 そこから、アナウンサーも解説席の秋山準も数えてはいなかったが、一体、何発のエルボーを三沢は森嶋に打ち込んだだろう。
 それもどれも鋭角で、勢いのついたエルボーを。

 やがて森嶋の即頭部を打ち抜いてぶっ飛ばした ランニングエルボー で三沢が勝利。

 壊れたのは三沢だった。
 しかし、勝ったのは三沢だった。


 どう表現したら良いのだろう、森嶋は今回、ファンの支持を獲得できていなかった。テレビで見る限りでは試合が始まってもファンはざわついていて、前回の丸藤-三沢戦のような緊迫感や期待感を感じる事ができなかった。
 
 試合前まではそれでも良い。
 最近の森嶋が自分で言っているとおり「全てはリングの上で。余計な言葉はいらない」を貫いた結果であり、大口を叩かずに試合で魅せるのは四天王プロレスの本流なのだから。

 だが、試合開始のゴングが鳴った後は、観客をもっと煽って自分の味方、あるいは相手の応援を引き出さなければいけない。それが「リングの上で結果を出す」ということなのだから。

 今の森嶋はまだまだシングルマッチの経験が足りない。

 ましてや大会場のメインイベントでのシングルともなると、何をどうして良いのか分からなくなっているような場面も見受けられる。観客の声が聞こえずに、迷ってしまって 思いっきりの良い普段の森嶋プロレス ができていないのだ。

 普段どおりの思いっきりの良い試合ができたら自然に観客だってついてくるし、そうなった時に森嶋に時代の流れが傾いて行くのであろう。
 「これが俺のプロレスだ!」 というのをもっともっと自信を持って出せば良い。

 それが下手に観客の反応を気にするから、森嶋の持ち味である躍動感・重量感が生きてこない。これはシングルマッチ経験不足以外の何物でもない。

 
 
 またそれはNOAHヘビー級の構造的な問題でもある。
 ジュニアには実力・年齢が均衡した選手が集まっていて、各々がしのぎを削ることができる環境が整っている。

 レスラーをシングルプレイヤーとして見た場合、実力・年齢的に階層が分かれすぎていて、シングルマッチを経験をさせることが難しいのだ。
 
 四天王プロレス世代(三沢・小橋・田上)
 脱・四天王世代  (秋山・高山※フリー)
 中堅       (斎藤・井上・本田・泉田・佐野・・・) 
 現在充実世代   (森嶋・力皇・ヨネ・・杉浦?ヘビー級転向!)
 若手       (潮崎・・・)
 外国人      (バイソン・・・)

 明確に序列が出来上がってしまっているし、秋山・高山レベルの選手が絡んでくるシングルマッチまでしかファンの関心を呼ぶことができない。今は磐石に見えるNOAHという団体のウィークポイントである。

 ヘビー級外国人のスゴい選手が来ないのも、全日本から離脱した際に切れてしまったルートの関係で仕方が無い部分もあるが、そろそろベイダークラスの強くてスゴい外国人が欲しいところ。 

 中堅以下の選手たちが、シングルマッチでの経験を積んで自分達のスタイルを確立するために全日本プロレスの「チャンピオンカーニバル」・新日本プロレスの「G1クライマックス」のようなシングルマッチリーグ戦シリーズが必要不可欠になってきていると思う。まあ、中堅クラスに期待することも少ないのだが。

 あるいはプッシュする選手たちに「七番勝負」「十番勝負」を課すとか。     


 三沢が”その先の世界”を切り開いた背景には、ジャンボ鶴田・ハンセン・ゴディ・ウィリアムス・川田・小橋・田上・秋山ら強大なライバル達を押しのけてエースであり続けなければならなかった覚悟の大きさがあり、そういうレスラーたちとの研鑽の中でメチャクチャにやられながら研ぎ澄まされ切り拓かれて行った”戦いの本能”こそが“先の世界”の正体なのだと思う。


 NOAHという団体のここから“先の世界”を思う時、ヘビー級レスラー同士のシングルマッチによる現在充実世代の選手たちのレベル向上が緊急課題であるということは疑いの余地もない。

 因縁なんて無くても良いから、森嶋は力皇やヨネとシングルマッチで戦って見たら良い。

 また、そうしないといつまでも四天王世代を超えては行けないのだと思う。 それに気付けて場数を踏めば、その時、森嶋は真の怪物になれる。 
 今はまだ・・・「先の世界」へは踏み込めていない。   
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テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
それが全ての答えですね。
 高い壁ですよ。
 森嶋を後押しするようなムードが何気なく出来上がって来ていますし、それは新日本が中邑を売り出そうとしていた時のように会社主導のヒーロー作りではありませんから、森嶋はこの高い壁にドンドン向かって行けば良いと思います。

 自分より小さな選手と比較されて、そういう選手をライバルとしなければならない時代の不遇さもあると思うのですよ。
 森嶋よりも目立ってるジュニア戦士たちがヘビー級に割って入る時代、これは新時代ですからね。

 タイガーマスクと猪木や坂口、ブッチャーやシンが戦う事は無かったんですから。

 ヘビー級の垣根の高さを取り戻して欲しいですよ。森嶋や力皇には。

 デカい選手とガンガンやりあって、自分より小さな相手とやるときはブーイングもらうくらいの気持ちで叩き潰して、もっともっとふてぶてしさをつけて欲しいですね。

 何事も経験ですね。
 
 三沢は本当に高い壁です。その方が超え甲斐もありますから。一度勝ち星を拾うだけでは「超えた」ことにならないプロレスですが、三沢からの白星はたとえ一個でも強烈な勲章になります。

 いろんな選手とシングルで戦って、強くなれ。森嶋。
2007/01/27 Sat 06:22:46
URL | フクフク丸:to 野神氏 #- Edit 
苦行の経験
昨日せかっく書いたのに、”サーバ”が落ちたのか”エラー”になってしまいました(泣)

新日の”第三世代(永田、天山、中西、小島等)”や中邑、棚橋、そして森嶋、力皇は、所謂”苦行”を若い時代に経験していないため、どこか”物足りなさ”を感じてしまうのだと思います。

対して”全日四天王(三沢、川田、小橋、田上)”や秋山は、鶴田、天龍、ハンセン、ゴディ、ウィリアムス、ベイダーらに叩き潰され、そして這い上がってきました(三沢に関しては”2代目タイガーマスク”という”下積み時代”もありますが)。新日の”闘魂三銃士(橋本、武藤、蝶野)”やライガー、船木らは、猪木-小鉄ラインにおける”しごき練習”を耐え抜き、更に”大量離脱”による選手不足から早い内にデビューさせられ、しのぎを削って大きく成長していきました。対して、”新日第三世代”、棚橋&中邑、そして森嶋&力皇はどうでしょうか? そういった経験が殆どないまま”エスカレーター式”に出世していった感があります。だから、「ここぞ!」という時の”甘さ”がもろに出てしまうのでしょう。その点、丸藤やKENTAが”階級”を越えて大きく飛躍できたのも、常に”ヘビー級”を相手に”苦行”を経験したからに他ならないんですよね。

そういった部分が、今回の森嶋にも露呈してしまったのは確かでしょう。”苦行”をあまり経験していない森嶋が、”苦行の積み重ね”によってあみ出された三沢の”エルボー”を完全に耐え切るなんて不可能だった、という事です。というか、このような攻撃をされた時は反対に潰しに掛かればいいものを、それもおそらく三沢の”苦行”によって培われた”老獪なインサイドワーク”にの見込まれる事を恐れたのでしょう。いずれにしても、現時点ではまだまだ三沢と森嶋の”格差”は大分開いている、という事ではないでしょうか。

森嶋は、今回の”敗戦”を糧に、同世代の力皇、ヨネ、Jrの丸藤、KENTAを”ライバル視”して”抗争”を繰り広げると同時に、”海外”にも積極的に足を伸ばして”己”を磨く必要があるのではないでしょうか。

森嶋といい、中邑といい、団体内で”将来”を最も期待されている選手が頑張ってもらわないと”プロレス界”は本当に困るんですよ!
2007/01/24 Wed 06:04:56
URL | スーパーpsy野神 #- Edit 
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2007/01/24(水) 05:41:19 | コラム・de・ブログ
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