フクフク丸のあずましいblog
あずましい=快適、すごしやすい  アナタの「心の元気」を引き出す   「漢方薬」に私はなりたい。
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2011/06/08 Wed  03:06:14» E d i t
 » 透明飛行船 
 「透明飛行船」は、BUMP OF CHICKENの6枚目のアルバム「COSMONAUT」の6曲目に収録されている、いわゆる“アルバム曲"というヤツである。

 
 鉄棒から落っこちた事がある人にはものすごく理解しやすい1番の歌詞。
 
 子供の頃、体育の授業中に落ちたもん。歌詞と同じように背中から落ちて息が苦しくなって、のたうち回ることもできない。ぼんやり空を見ながら衝撃から遅れて体中を走り抜けて行くような痛みを感じつつも、クラスメートの心配そうなささやき声と「大丈夫?」って視線が「なんだよ、そんなことで失敗して~ダッセーなぁ」って言ってる風に思えて恥ずかしくてその場から消えたくなるようなあの感覚。


 残念なことに当時の私にとって鉄棒は得意でも何でもなかったので、歌詞にあるような「得意が苦手になった」という感覚は無かった。どちらかと言えば運動神経はのび太並だった小学校低学年。「別に、そのくらい」のことなんて掃いて捨てるほど経験した。



 
 そして、やっぱり歌詞中にあるようにヘラヘラ笑いながら何もなかったようにホコリをほろいながら立ち上がる。たまに泣くとしても、それは悔しさではなくて痛くて泣くのであって。




 みんなが上手くやっている中で自分だけが失敗しても世の中は特に何も変わらなくて、そんな自分を世の中の方は容認してくれて、それで時間が流れて行く。時間が流れてしまえば身体の痛みも心の痛みも薄らいで忘れてします。
 本当はもっと上手くできるようになりたい、アイツに負けたくない、笑われたくないって思っているくせにヘラヘラヘラヘラ笑ってごまかして、それを相手にヘラヘラ笑われている方がお互いに気楽だからそうすることを覚えたら、なかなかそこから抜け出せなくなる。

 悔しい気持ちはひとりで背負って、ヘラヘラ笑った仮面をつけて。
 みんな。



 「飛行船が見えた昼休み」 

 あの日、見えた空に浮かんでいた飛行船。
 そして、人生に於いて失敗して落っこちる度にあの日の情景がオーバーラップして、実際にはそこにいない飛行船がまるで自分に何かを問いかけるかのように現れては消える・・・だからきっと“透明”飛行船。
 

 

 2番の歌い始めに以下のような歌詞がある。

 「多分平気なふりは人生で 割と重要なスキルだと思う」 

 そして、多くの人が「平気なふり」の熟練者なんだけど、お互いに熟練者だから平気なふりは見破られてて、それでもそれはそれで見過ごされているという内容の歌詞が続く。
 誰もがそれを感じていながらも表現しきれない・・・できれば目を逸らしたい部分を、実に端的に潔く掘り起こしている。藤原基央の言葉選び・・・というか、世界観なのか、表現力というか・・・は、遺跡の発掘のような雰囲気を感じる。

 一生懸命にどこかから見つけ出して来た言葉を継ぎ合わせて無理矢理な文章を作るのではなくて、もともとそこにあったのに、色んな余計な物がかぶってしまって忘れてしまったような、それでいて誰でもが持っているような「言葉」を丁寧に掘り起こしているような雰囲気だ。

 
  「本気出したらあんなヤツ、敵じゃないよ」
 「ちゃんとやってたら、もっとできてたんだよ」
 「あの時ああしたら、今頃こうなのにな」


 平気なふりして言い訳を探してれば、大概の場合、世間の方で「世間体」は用意してくれる。
 それでもずっと平気なふりに頼り続けても、そいつが通用し続ける人生というのもおそらくは少ない。



 避けようのない石につまづいて いつもみたいに起き上がれない日 がやって来た時に思うんだ。平気なふりの熟練者たちは。

 「ヘラヘラヘラヘラ笑ってたのに、どうしてこんなに悔しくて惨めな思いをしてるんだろう?どうしてこんなに空しいんだろう?なんでこんなことになっちゃったのかなぁ。」

 
 そしてその答えも同時に自分の中にあるんだよなぁ。

 
 鏡に映った自分の姿を見て「もしかしたら本当の自分がなれたかもしれなかった自分」に向けて悲しく手を振らなければならないのは、なりたかった自分に向かって歩いて行かなかったから。本気な自分をヘラヘラ笑いながら閉じ込めて来たから。
 本気で物事に取り組まなければ失敗しても言い訳という逃げ道ができるから。
 逃げて、隠れて、閉じ込めた自分の声がたまに聞えていたのに、無視し続けて来たから。



 そんな弱い自分が歩いて来た末に辿りついた姿を歌った歌。それがこの「透明飛行船」。
 



 そして、それに対して強く歩みを進めた末に自分が途中で置き忘れて来てしまった大事な物を探しに行くという歌も彼らは過去に歌っている。


 強い部分 弱い部分 その実 両方がかけがえのない自分


 透明飛行船を聞いて、その後に聞くとしっくり来るのはおそらく「ダイヤモンド」だろう。

 
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