フクフク丸のあずましいblog
あずましい=快適、すごしやすい  アナタの「心の元気」を引き出す   「漢方薬」に私はなりたい。
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2010/12/12 Sun  09:07:02» E d i t
 » Aerts The Rock 'n' Roller 
 またピーターアーツに泣かされた。

 ここ数年バダ・ハリの活躍とアリスター・オーフレイムの台頭、および絶対退屈王者セーム・シュルトの安泰によってボブ・サップが傷つけてしまったk-1の格闘技としての信頼感を回復しつつある中で、今年のGPはかつての名優と現在第一線級の選手たちとこれからの数年間を託せる様な新勢力とが混在、それぞれの個性が見えやすく対戦カードの組み合わせもとても分かりやすくて興奮した。そして泣いた。


 この準々決勝になぜマイティー・モーがいるのか?そこだけがちょっと引っ掛かるけど、良い。
 
 結果(アーツに1RKO負け)オーライ。
 

 今年のトーナメントの主役は間違いなくピーター・アーツ。


 20世紀最後の暴君として1990年代の黎明期~加熱期のK-1で絶対的な強さを誇ったアーツ。私にしてみれば、青春時代を共に歩んだヒーローの一人ですよ。
 いかにも「練習してませんけど強くてゴメンネ」みたいな体つき(体つきがそうだったっていうだけで、ドージョー・チャクリキでハードな練習はしてたに決まってる)で、立ち技格闘技に必要な才能がパンツとグローブをつけてリングを席巻する様子は、努力根性勝利信奉者の私にしてみれば完全に「異教の神」という感じで、アンチアーツでいつでもフグとかベルナルドとかバンナとか筋肉ストイックな選手を応援してた。

 けど、アーツは強くてどうしようもなかった。だって暴君だもの。
 暴君と、ホーストが火事場のクソ力で21世紀初頭までK-1のリングを引っ張った。


 もう本当ならとっくに引退して、隠居して、トレーナーでもやっててもおかしくないんだ。



 今年のGPは「ストップ・ザ・シュルト」がテーマだった。


 準々決勝でシュルトと戦った日本代表の京太郎は、練習してきた通りの攻略法を最初から最後までやり抜いて、結局判定で敗れはしたが、見事な戦いを見せた。打撃のパワーやスピードでは人種的にすでにハンディを持っている日本人でも、相手を徹底的に研究して弱点を見つけ、自分の得意技を磨いて、それをもって相手の弱点にぶつけ通すことができれば、勝利の光明を見出すことはできるのだということを身を持って示したその勇気と戦略と、それを可能にした努力を称賛。

 アーツはモーをあっさり下し、準決勝でシュルトと当たることになる。

 
 グーカン・サキは小柄ながらそのスピードを武器に準々決勝まで上がって来たが、この選手の動きにはどうもステファン・レコを思い出す。ダニエル・ギタは新しいタイプの選手で、こういう雰囲気を持った選手に活躍してもらいたいと思う。スピーディーな接戦をサキが制したが、延長ラウンドまで戦っての判定だったので、消耗が激しい。


 シュルトを止める急先鋒としてアリスター・オーフレイムが大きく宣伝されていたが、ホーストの愛弟子であるタイロン・スポーンにまさかの大苦戦。ホーストが冷静にオーフレイムを研究し、若きタイロンに攻略法を伝授。「k-1選手のレベルに達していない」「ヤツはただのボディービルダーだ」等の名言が飛び出した、意外な好勝負も、体格に勝るオーフレイムが終盤押し勝って判定勝ち。



 準決勝、アーツはシュルトをとにかく攻める攻める攻める。
 シュルトもシュルトで意外にも前に出て戦うが、普段は相手の攻撃が届かない2m越えの大巨人の顔面もローで崩されて、ガンガン前に出て来るアーツの圧力の前に打ち抜かれる回数が増える増える増える!
 アーツはアーツで、40歳の動きとは到底思えないような詰めでシュルトを叩く叩く叩く!!

 シュルトは前の試合で3Rまで長引いてスタミナをロス、アーツは1RKOでスタミナを温存できたという要因を差し引いても、アーツの戦いは前に出て前に出て前に出まくる突貫拳闘!何が彼をそこまで動かすのか?何が彼をそうさせるのか?

 
 最近のすっかり目が肥えて技術論を語りたがる割にはハートが冷えてしまった観客も、アーツコールを発さずにはいられない!
 
 
 背負っている。

 この人たちの思いを背負っている。憧れを背負っている。背負って立っている。
 背負って立ち向かって行く。
 背負って前に出る。
 背負って打ち続ける。

 だからだ。だから動くのだ、だからそうできるのだ!


 アーツのハートに見ている者の心がリンク。
 涙無しでは見ていられない壮絶な戦い。
 アーツの背中に、グッドシェープされた肉体に努力根性勝利の神を見た!

 そしてアーツの勝利!
 
 

 
 一方の準決勝でサキは前の試合で体力を使い果たしているにもかかわらず、豪快なスピンキックを二度アリスターにぶち込んでふらつかせるが、アリスターのミドルキックを一回戦で痛めていた右肘にもらい試合続行不可能。

 
 
 満身創痍のアーツと、余力を残したアリスターでは勝負は見えていたものの、決勝戦でもアーツは立ち向かう姿勢を貫く貫く貫く!
 アリスターの重爆パンチの集中砲火を喰らってレフェリーがスタンディングダウンを取って、しゃがみ込むもなお立ち上がるアーツ。
 しかし、レフェリーは続行不可能と判断し試合をストップ。


 優勝はアリスターだが、シュルトをストップさせたのはアーツ。


 
 そして、私はアーツから大切な物をまた教わった。
 ゲスト解説の長嶋一茂が相変わらずまとまりのないコメントで言っていた「まだやれる!そんな勇気を僕らにくれました」みたいなことを、本当に同感しながら聞いた。  
 
 アーツは己と向き合い、老いによる衰えを受け入れたのだろう。
 そして「目に見えない自分自身」と戦っている姿、それを観客の側が自然と感じとってしまうほどの存在になったのだ。
 嗚呼、まさに努力根性勝利至上主義の神となったアーツ。
 
 

 
 く~、泣けた。


 
  

 
  
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