フクフク丸のあずましいblog
あずましい=快適、すごしやすい  アナタの「心の元気」を引き出す   「漢方薬」に私はなりたい。
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2009/08/27 Thu  08:15:57» E d i t
 » それぞれの鍵 
 「すいません、そこの扉開けたいんで、君の鍵貸してくれませんか?」

 「なんだよ、突然!」

 「この扉の向こうにはきっと僕が望んでいた風景があるはずなんだ。
 でも、この扉、僕の持って来た鍵たちじゃどうやら開かないみたいなんだ。」
 
 「ああ、そうなの」

 「ねぇ、君、ちょっと君の持っている鍵を見せてよ。
 もしかしたら、君の持ってる鍵のどれかでこの扉の向こうに行けるかもしれないんだ。」

 「いやだね。大体、オマエ誰なんだよ。今、偶然ここで出会っただけじゃねぇかよ。
 ほら、あんなにたくさん人がいるんだから、俺じゃなくて他の人に頼めよ!あっち行け。」



 見ず知らずのヤツにいきなり鍵貸すヤツなんてどこにいるんだよ。
 だいたい、その扉の向こうがオマエの思うような風景じゃねぇかもしんないだろ。
 クソ、俺だって行きたい方に行けなくて俺の鍵で開けれる扉開けて来たらこんなトコに出てきちまっただけなんだっつーの。
 


 どこ行くあてもないし、腰おろしてアイツ見てるか。

 お~、お~、でっかい声張り上げちゃって、カッコ悪い。
 
 ん?立ち止まったヤツがいるぞ?何か喋ってる。
 あれ?何やってんだ??アイツが開けたいのはその扉じゃあねぇだろ?
 ほう、アイツの鍵で開く扉なのか?どっちにしろ、違う扉開けてどうすんだっつーの。

 あ、開いた。
 けど、それ見たことか。
 扉くぐってヤツは走り去った。アイツは置き去り食ってまた一人ぼっちじゃん。


 ま~たでっかい声張り上げ始めたし。

 お?何か聞こえるぞ。

 「すみません、そこの扉開けたいんで君の鍵を貸してくれませんか?」

 「おぉ、良いですよ。私はたくさんの扉を開けて来たからねぇ。鍵もほら、君たちよりもずっとたくさん持ってる。きっと、この扉の鍵も私が持ってるこの中にあると思うよ。さて、カネ。いくらで買ってくれる?」

 「え?僕、おカネ持ってません」

 「じゃあ、ダメだな。きっと私の鍵の中にはこの扉を開く鍵もあるはずだが、残念だねぇ。ヒッヒッヒッ。バイバイ」

 
 ・・・ほぉ。開くか開かないか分からんうちから銭をたかるヤツがいるんだぁ。




 ん?なんだ、アイツの手。
 血が滲んでボロボロじゃねぇか。

 あ!良く見りゃあの扉、血の痕が染みついてる。
 そうか。相当長い間、叩き続けていたんだな。 

 そういや、俺もずっと前にそんなことあったけな。
 もうカサブタになって随分たつけど、あの時、もう叩き続けるのがイヤになって別の扉に飛び込んだ。
 あれから巡り巡ってこんなトコに来たから、あの日のあそこにゃ戻れないけど、もしもあの時あの扉を誰かが開けてくれてたら、俺の人生、ちょっとはマシだったのかな。

 
 あ。アイツ、殴られた。
 しつこくすっからだろ。・・・ったく、しょーがねぇなぁ。



 「おいオマエ、大丈夫かよ」

 「あぁ、ありがとう」

 「これで開くかどうかは分かんないけど、ほら。貸してやるから試してみ」

 「え?うん。ありがとう!!」


 巡り巡ってここまで来たけど、それはそれで俺も結構な数の鍵を手に入れて来たんだな。
 一つ一つ鍵穴と合わせてみてるソイツの横で、俺もまんざらでもない気分に浸る。


 どのくらい時が過ぎたか、いつの間にか眠ってしまった俺にアイツが言う。

 
 「ありがとう」

 「ん?鍵開いたの?」

 黙ってうつむき、アイツは首を横に振った。

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コメント
この記事へのコメント
つづく
 言葉が湧き出て来る時期に来てるようで、文章としてまとまらない状況がちょっと続いてます。
 
 ブログもそうなんですが、それぞれ違う経験や個性が作り出して行く新しい未来というものが確実に存在しますよね。知り合ったから開ける扉が。
 そんな感じで、つづきを書いてますんで、そのうちアップされると思います。
 
 そうしてやりっぱなしにしてる記事が過去にいくつもあるウチのブログです。
 中途半端な投げっぱなしも、それはそれで素敵なボ・ク。てへッ。
 
 
2009/08/31 Mon 05:47:52
URL | フクフク丸to: hi_me姐 様 #- Edit 
となりの芝生
ひとの物は、綺麗に見えるし、覗き見もしたくなるけど、


でも、所詮は

ひとの物。


自分で綺麗と思うものを自分で、見つけ
自分で掴んでみて

初めて、やっぱり綺麗と思えるんだよね。


綺麗でしょっていわれようが、綺麗に見えたのに・・・ってんじゃあね。





2009/08/29 Sat 03:47:07
URL | hi_me #- Edit 
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