フクフク丸のあずましいblog
あずましい=快適、すごしやすい  アナタの「心の元気」を引き出す   「漢方薬」に私はなりたい。
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2009/03/11 Wed  06:03:11» E d i t
 KENTAと勝彦の戦いが繰り返されても常に鮮度を保持しながら高いレベルでのせめぎ合いになるのに対して、新日本での棚橋と中邑真輔の戦いからはマンネリが感じられてしまう。

 KENTAと勝彦は別々の団体で、普段はあまり対戦しないけど、棚橋と真輔は日常からぶつかり合っているから一概に比較はできないし、この二人を新日本の機軸に据えたいという路線はもう何年も続いていて、ことあるごとにタイトルを掛けてぶつかり合うのは良いにしてもその都度新鮮な戦いを見せていかないと正直言って今の戦いではこれ以上やり合うのはツライように感じる。

 「感情のほとばしりが伝わりきらない。」これが原因だろう。


 直情的な真輔に対して、クレバーに受け流して勝機をつかむ棚橋。
 技術攻防をじっくりと楽しむプロレスとしては面白いのだが、相手を叩き潰すとか本気を引き出すとかそういうものがイマイチ伝わって来ない。


 何が足りないのかを考えながら棚橋vs中邑のIWGP戦(09年2月15日・両国)のテレビ放送を見ていた。北海道でのテレビ放送は約1ヶ月遅れです。ちなみに、WBCの延長の余波で録画がズレる危険性もありました。


 私は、旧来の「ストロングスタイルという新日本のニオイ」を全く感じさせない棚橋のプロレスを興味深く見守っている。その戦い方が好きか嫌いかと問われれば、即答する。嫌いだ。では棚橋というレスラーが嫌いかと問われれば、好きだ。そのシェイプされた筋肉質のカラダを見れば常にベストコンディションであろうとするレスラーとしての高い意識が一目で見て取れるからだ。
 相手を力で捻じ伏せるのではなくて相手を転がして疲れさせて一気に叩く懐の深いプロレスは、見ている方にしてみれば退屈とスリルの紙一重だ。この、今まで新日本になかなかいなかったタイプのチャンピオンがこれから何を見せようとしているのかそこが興味深い。


 真輔もどちらかと言えば、直線的なファイトよりもねちっこいグラウンドでスタミナを奪って行くタイプの戦いをしていたのが、いつの頃からかキックやエルボーからのグーパンチ、あるいはパワー系の投げ技を多用するようになって、そういう総合格闘技系の技とプロレスの技のバランスがちぐはぐな時期を経て、今は大分バランスも落ち着いてきた感があって相手に恵まれた時には面白いプロレスになる。
 

 棚橋に足りないのは、真輔がムキになって挑んで来た時に表情を殺して叩き殺すくらいの殺気を出す、いわゆる「見栄(観客へのアピールではなくて、俺はオマエより上なんだぞというムード)の部分」だと思う。打ち合いをしていても決して限界まで打ち合う風でもなく、当ててるだけのエルボーを何発も打ち込んでいる感じのラリーをしてしまう。その途中でエグイのを一発入れて倒れた相手を見下すような嫌らしさという面が出てくればもっとグッと伸びると思う。
 ナルシストにはナルシストを周囲に納得させるだけの「強引さ」も時には必要だと思う。


 真輔に足りないのはズバリ、「緩急」だろう。
 常に一定のリズムで戦っている。私は、あの体型と負けず嫌いと勝負勘の良さがあるならば真輔は現代のアントニオ猪木にもなれるとさえ思っている。
 猪木と真輔のプロレスの決定的な違いは、メリハリ。真輔は「疲れ」が顔にも動きにも出てしまう。
 真輔が本来持っている腕ひしぎや三角締めに行く時の抜刀のような鋭さを活かすために、もっともっと技に入るまでの流れやタメ、表情を研究して観客の呼吸を理解すれば、もう文句のつけようもなく新日本を背負うレスラーになるだろう。というか、なって欲しい。今、それを現役で一番実践できているのは永田だ。
 だから、永田と組んだり戦ったりするのが一番、真輔を伸ばすことに繋がるだろう。
 
 例えば腕ひしぎだったら相手のクラッチを切る動作ひとつ、ピンと伸びきる姿勢ひとつで「見た目の必殺度」が数段増す。猪木の腕ひしぎはそういう怖さが出ていた。
 
 例えば、ロープワーク。真輔は全然ダッシュしていない。猪木は「この世の終わりか!」と思うような必死の形相でロープに走っていた。藤波もあの狭い空間を全力ダッシュしていた。全力でぶつかって全力でバンプを取っていた。技を仕掛ける時にはタメを作って、技の入りを素早くすることでスピード感を増幅させていた。そういう表現力を身につけた時に真輔は長年の呪縛から逃れる事ができるだろう。若くして異種格闘技戦で勝利して、プロレスの実力が伴わないままIWGPを巻いてしまったがために「新日本の、プロレスの救世主」とマスコミからは呼ばれながらも、本業のプロレス自体が面白くなくて下手くそな若手だからファンから厳しいブーイングを受けて来たそのジレンマから。


 二人の戦い・・・というか、ここ2年くらいの新日本のタイトルマッチは、プロレスの小さくても大切なことへのこだわり、ブリッジの美しさ、クラッチをキチッと決める、腕への関節技は手の平の角度で手首の決まり具合まで表現する、何気ない肩エビ固めでも相手の片腕をクラッチして跳ね返せないような姿勢で押さえつける・・・など、非常に美しいプロレスへの回帰がみられて嬉しい。


 棚橋も真輔も、いいレスラーになった。お互いに目指すスタイルも見えて来たし、技の軽々しさも随分減ってきて「誰かのモノマネではないレスラー」としての個性は整った。
 しかし良い試合・キレイな試合をしようとしすぎるあまりに、逆に忘れてしまっている部分があるような気もする。
 お互いが必然性を感じて戦っているのだから、もっともっと感情をほとばしらせて戦えばもっともっと響くような試合ができる!できるのだ。

 
 
 どうしても棚橋や真輔を語るときには辛口になってしまう。
 けれども、この二人はブログ開設当初は辛口批評の対象でしかなかったが、今はすでにプロレスの「未来」や「夢」を託す事ができる対象へと変貌を遂げた。

 さあ、マンネリを超えて行け!!
 

 
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